6月7日の日曜日、日帰りで京都へ行ってきました。
祇園で開催される「祇園放生会(ぎおんほうじょうえ)」と私が長年お手伝いさせていただいているサイパンとの交流事業「三宝莚」の30周年記念パーティーに出席するためです。

放生会をやるから11時に来るようにと言われていたのですが、そもそも「放生会」が何であるか全く知りませんでした。私は延暦寺に3年住み込んでいて、京都のお寺にもいましたが、寺にこもりきりだったので京都のことはろくに知りません。祇園がどこかすら知りませんでしたので、GPSナビを頼って目的地を目指すと、ある一角に人が大勢いたのですぐにわかりました。

放流される魚

内輪でやる法要かと思っていたら、意外にも多くのお客さんがいたので驚きました。サイパンのTudela市長がすでに主賓席にいたので、通訳代わりにそばに付き添いました。

音楽の演奏や舞いなどの披露の後、お勤めが始まります。なぜか舞妓さんが二人つき従っております。4月においでいただいた栢木寛照師が講話をしている最中も、たくさんの観光客が背を向けて1か所に固まっていると思ったら、この舞妓さんを見ていたのです。

舞妓さん

小僧時代の先輩である上原行照大阿闍梨がお勤めを開始。昨年12月に会って以来。
あまりに人が多くて、「やあ、久し振り」と声をかけるいとまもありません。

大阿闍梨

お勤めの後、水槽に泳いでいたたくさんの魚を少しずつお客さんにお分けして、巽橋の上から放流してもらう。なるほど、そのために大勢集まっていたのかと合点がいきました。

夕方は三宝莚の30周年パーティー。1,500人以上が集まる大盛会となりました。
久しぶりに師匠の叡南俊照師にお会いしました。昼間、放生会でお勤めをしていた行照さんともこのときご挨拶ができました。

私はサイパン市長の挨拶を通訳させていただいたり、お座主さん(天台座主)から表彰状をもらったり、大勢の懐かしい方々とお会いしたりで、とても有意義に過ごさせてもらいました。

パーティーが終るとほぼ9時、結局最終の新幹線で帰ってきました。それにしても、京都~品川間はほぼ2時間なので、品川駅やのぞみがなかったころに比べてずいぶん楽になりました。

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