【10月26日の朝礼でのスピーチより】

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セブンイレブンの弁当類はとても充実していると以前から感じている。

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先日も関根式インド風チキンカレーというのを食べてみたが、その辺のレストランで食べるカレーと遜色ない。チキンもたくさん入っており、これで398円では下手なレストランでは太刀打ちできない。皆が店で食べるよりこのような安くて品質の良いコンビニ弁当で食事を済ませてしまうと、ますますデフレが進むと心配してしまう。

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セブンイレブンの商品開発部では、レシピを考えることはもとより、相当なパワーをかけて市場調査、価格戦略、サプライチェーンなどを検討しているのだろう。しかし、その割には弁当の包装に使われている、あのブツブツに切れる粘着テープを改めようとはしないのが不思議である。指に絡みつき、切れ切れになってあちこちに張り付いてしまい、イライラさせられることこの上ない。

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カレーの強烈な香りと、見た目にもうまそうな具材によって、脳には既にReady信号が伝わり「位置についてよーい」状態となっている。なのに、このイライラテープと格闘する羽目になる。まるで餌を前に置かれていつまでも「お座り」をさせられて、よだれを垂らした犬のようなものである。

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せっかくうまくできているのに、何でこんなことを改めないのかと思う事例としては、Microsoft Office 2007のリボンメニューがある。Officeには毎回バージョンアップの度に余計な機能が付加されてイライラすることがあるが、このリボンメニューは特筆ものである。「いらんことすなっ!」と言いたい。

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Office 2007には図形描画機能が強化され、プレゼン資料にとても威力を発揮する。また、参考文献のデータベース機能には、大学の論文を書くときにとても助けられた。そのような素晴らしい機能アップを図りながら、なぜリボンにこだわるのか、マイクロソフト?

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マイクロソフトが出した説明資料では、「最初は戸惑うかも知れませんが、すぐにその使いやすさに慣れるでしょう」などと書かれていたように思うが、2年以上使っていてもまったっくそうは感じない。ユーザー設定プロパティを表示するのにどうして一々「ドキュメント情報パネル」を表示させねばならないのか。

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百歩譲ってこのリボンを使いやすいと感じる人が多数派だとしても、なぜ環境設定によって旧メニュー形式に戻す機能を付けなかったのか? 簡単なことのはずだが、なんとしてもリボンを普及させたいらしい。イラクに民主主義を押しつけるアメリカの「余計なお世話パワー」と同質のものを感じてしまうのは私だけか?

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一度犯した間違いを、間違いと認めずなかなか直そうとしない人間の特性は、日本でも同じだ。特に、国とか大企業になるとその傾向が顕著になる。成田空港の問題など代表的なものだろう。ミスしたら、余計なことをしてごめんなさいと素直に謝り、未来に目を向けた路線変更を素早く実行したいものだ。

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