以前申請していた個人番号カードについて、区役所から手紙が送られてきました。
文書は以下に示しますが要約すると、私が4月に申請した個人番号カードの手続きは失敗したので再度申請しろという案内です。そしてその原因はわからない、なぜなら「地方公共団体情報システム機構」からの情報が得られないので区役所としては手の打ちようがない、ということらしいです。申請からはすでに半年が過ぎています。
「日本はIT化が進んでいる」というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、実はそんなことはなく、とても脆弱な面があります。今回のマイナンバーの件でも日本のIT基盤のお粗末さを実感します。
夏に北欧へ旅行に行きましたが、小さなコンビニでも個人経営のレストランでもほとんどカード読み取り装置が置いてありました。そして日本と違うのは、そのカード読み取り機のカード挿入口が客の方を向いておかれているということです。日本の場合は店員が操作するようになっていて、客の方には向けられていません。あちらの国では、食事や買い物を済ませるとカード決済を希望する客は躊躇なくカード読み取り機に自分のカードを差し込みます。店員から余計な説明などはなく、皆当たり前のようにカードを差し込んで暗証番号を入力します。そしてその決済のスピードはあっという間です。日本ではまずカードを店員に渡すのが一般的ですが、向こうではカードを他人に触れさせることなく決済が終わります。
この間も日本の大手和食チェーンで食事を済ませた後カードで支払おうとしました。店員は端末を何やらまごつきながらごちゃごちゃいじっていますがなかなかカードが読み取れないようです。ようやく暗証場号を入力しても、原因不明のエラーで再度暗証番号入力。その間3分くらいかかったと思いますが同席したお客さんもずっとレジの横で待たされてイライラしています。これはグローバルスタンダードではないですね。