元社員のサウジアラビア国籍のMさん(女性)が来日しました。今は母国の研究所で勤務していますが、弊社のサウジ向けECサイトのパートナーでもあります。前回は正月休みに弟さんと来日しましたが、今回は一人で来たというので私は大変驚きました。

なぜ驚いたかというと、サウジでは宗教的かつ国の習慣として女性が一人で海外旅行をするなどということは許されず、必ず男性の保護者(シャペロン)についてもらう必要があったからです。ご存知のようにサウジはここ数年、ムハンマド皇太子の改革政策により劇的に変わってきており、昨年は女性が運転免許を取得することが許されたということが大きな話題となりました。

Mさんによると、女性が一人で(あるいは女性同士で)海外へ行くことができるように政策が変わったのはつい8月のことだそうです。そして翌月9月、実際に彼女は一人で日本に来られるようになったわけです。いくらトップが方針を打ち出してもそれが実際に周知実行されるまでは半年とか1年くらいかかるのでは?という私の質問に対して、「サウジは王様(皇太子)が決めたらすぐに運用されます」という返事でした。

大きな転換点を迎えているサウジは、恐るべきスピード感をもって世界にそのプレゼンスを発揮しようとしています。日本にとっても今後、大きなビジネスチャンスを与えてくれる国になるのではないでしょうか。

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