では、社会人として生きていく上で大切なことの要素は何かというと、自分に対して自信を持つということです。しかし「自信を持て」といっても持てりゃいいけれど、持てない人はどうするのか、という疑問が出てくるでしょう。
簡単な第一歩は、時間を守るということからでも始めればよいでしょう。学生の間は時間にルーズになりがちですが、それをそのまま社会に出ても引きずっている人は多いですね。しかし、時間に遅れることを何とも思わない人はともかく、多くの人は時間に遅れてしまった時に「ああ、しまった」とか「またやってしまった」などと自責の念に駆られることでしょう。これは、他人に対して迷惑をかけるということ以上に、自分が自分自身に対する認識つまりセルフイメージが下がることになります。「自分はルーズな人間」だ、「自分は約束を守れない人間」だ、と言ったネガティブなイメージで固定化してしまうことになり、とても危険なことです。
今は紙の手帳だけではなくスマホでも色々便利なアプリがありますから、スケジュール管理を間違いなく行なう癖をつけることです。
それができるようになったら、今度は「自分が引き受けたことは必ず実行する」、という習慣を付けましょう。特に、小さな約束事や、一遍にいくつもの仕事を言いつけられるとどうしても忘れがちですが、そういった一つ一つの約束事をきちんとメモしておくことです。これも今は便利なアプリがあるのでそう難しいことではないでしょう。
会社で用意しているGoogleアプリには「カレンダー」や「TODOリスト」がありますのでそれらをぜひ活用してください。
「時間を守る」、「引き受けたことは忘れずに実行する」、これは習慣づけで是正できることです。そうした習慣ができてくると、おのずと自分自身に対して「俺は(私は)約束を必ず守る人間だ」というセルフイメージが強固となり、おのずと自信がわき出てくるでしょう。