今回はNPO活動の中の飛行機プロジェクトについて報告します。

私が参加しているNPO法人「大田ビジネス創造協議会」(以下OBK)では様々な活動を行っていますが、その中に飛行機に関するプロジェクトがあります。

昨年はNEDO「次世代ロボット実用化プロジェクト」において、携帯電話で制御をおこない、空中を自律的に飛行し、撮影データを受信できる高機能飛行ロボットを開発し、愛・地球博(愛知万博)で公開いたしました。

また、今年は飛行機に関するイベントを地元の大田区で開催いたしました。これは1月14日、15日(日)の2日間にわたって大田区産業プラザで行ったもので、初日は地元の小中学生を対象とした「折り紙ヒコーキ大会」、2日目は「第1回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」と銘打って、学生による飛行技術を競うコンテストを社団法人日本航空宇宙学会の主催、OBKが共催という形でとり行いました。

これら一連の飛行機プロジェクトは、東京大学航空宇宙工学専攻の鈴木真二先生、および鈴木・土屋研究室の皆さんに多大なるご協力をいただいております。

来年も第2回が予定されており、先週東大で打合せをしてきました。来年は3月24日、25日の2日間、今年と同様に大田区産業プラザで実施する予定です。

初日の「折り紙ヒコーキ大会」は、大田区の全小学校に呼びかけて参加者を募り、鈴木先生の飛行機に関する講演の後、実際に折り紙飛行機を作成して滞空時間を競うというものです。今年は上位入賞者にラジコン飛行機などの豪華賞品が贈られました。ところで、紙飛行機という呼び方のほうが一般的ですが、ここでいう折り紙ヒコーキには、「日本折り紙ヒコーキ協会」による明確な定義があります。それは、1枚の紙を折るだけで作る、切らないこと、ノリではらないこと、などがあります。

2日目は主に大学生による飛行ロボットコンテストです。飛行ロボットというくらいですから、本当はGPSなどを駆使した自動航行装置を積んだような飛行機が登場すべきでしょうが、現在のところはラジコン操作によるものがほとんどです。いずれこの大会が回を重ねていくうちに本格的な飛行ロボットが登場することを期待しています。

今年の飛行ロボットコンテストの様子は、その日のテレビニュースでも紹介されましたが、いずれメジャーなイベントになればいいなと思っています。

東大にて鈴木先生との写真
<鈴木先生と東大にて>

飛行ロボットコンテストについていくつか補足説明)

・飛行機のサイズ
重量制限が150gですから、ごく小さなラジコン飛行機となります。動力は電池で動くモーターになります。

・見学
会場がそれほど広くないのと、安全性を考慮して運営スタッフと出場チームしか会場には入れません。会場は透明な壁面で仕切られているので、外から大体の様子を見ることはできます

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