イメージ画像

ニッパマン

□□□□
7月28日の新聞に、スペースシャトル「エンデバー」に積み込まれるコンピュータが、下請け業者社員によって故意に破壊されたという記事がありました。NASAに契約業者として出入りしている下請け従業員がコンピュータ内部の配線を切断したということです。
この記事を見て思い出すのは、20年以上前に私が仕事をしていた大手電機メーカーの工場で噂されていた「ニッパマン」のことです。

□□□■
当時、発電所などのプラント制御用に使用していたのはミニコンと呼ばれるコンピュータで、「ミニ」とはいってもラックマウントが何本も林立し、2重系で構成すると周辺機器も含めて50坪ほどの部屋を独占するようなもので、今の「パソコン」とは比較にならない大きさでした。

□□■□
このミニコンのラックマウントのカバーを開けると、さまざまな装置が組み込まれ、それらが互いに複雑な配線で結合されている様子が目に飛び込んできます。それはまさに、昭和30年代生まれの私が子供のころに憧れた、未来のスーパーコンピュータという雰囲気を醸し出していました。それに比べると今のパソコンは、性能は数千倍となって驚異的な性能を持ちつつも、もはやコンピュータというよりは文房具という感じで趣が無くなりましたね。

□□■■
このような複雑な配線を行うのは、工場のなかでいつも腰から工具をぶら下げて活躍していたハード屋さんでした。それはテレビ局でいうと「大道具」さん的なもので、決して目立つことはないけれどもしっかりと現場を支えるプロ集団という感じで、我々ソフト屋から見ると頼もしくもあり、うらやましくも見える存在でした。

□■□□
当時、一緒に仕事をするうちに親しくなったハード屋さんに、私よりいくつか年下のOさんがいました。そしてある日、彼と飲みに行った時に聞いた話が、彼らの仲間内でうわさされている「ニッパマン」です。

□■□■
ミニコンのラックマウントの裏側に回ると、表側からは見えなかったものすごい量のケーブルがのたうっています。まるで三輪そうめんの製造元で大量の麺を乾燥させているかのような光景で、見ていると気が遠くなりそうです。しかし、あるときこの配線がずたずたに切断されたことがあったそうです。いたずらとしては悪質です。犯人は恐らく誰もいない夜間にそっと忍び寄り、ニッパのようなもので配線を切断して立ち去ったようです。

□■■□
こうした事件が頻発するので警戒を強めた結果、その犯人が捕まったそうですが、それは本来そうした配線を確実にこなすはずのハード屋さんだったそうです。まさに捕えてみればわが子なりです。何があったのかわかりませんが、彼は日ごろのストレスのうっぷん晴らしか何かで、普段から腰にぶらさげているニッパでやってはならないことをしてしまったのです。そして仲間内では彼のことをいつしかニッパマンと呼ぶようになったそうです。

□■■■
確かにあの膨大な配線(ケーブリング)を行うのは相当きつい作業でしょうし、毎日遅くまであのような作業をしていると気が変になり、いっそぶっ壊してしまえと思ってしまうのも理解できなくはありません。複雑な配線を何かで切断したくなるという誘惑は、あの三輪そうめんのうねっている様を見ていると、誰しも感じることかもしれません。

■□□□
NASAの事件では、このような問題が時代と場所を問わず起こっているのだなと感じさせられます。もちろん、皆が同じ動機を持っているかどうかはわかりませんが、強いストレスを感じた時の人間のもろさというのは洋の東西を問わず普遍的なものでしょう。それが他の物に対する破壊行為になるのか、他者に対する傷害行為になるのか、自分自身を殺めてしまう自殺行為になるのかの違いとなって表れるのでしょう。

■□□■
ストレスはコレステロールと一緒で、なくても多すぎても困るものです。そのストレスは外部から与えられるものと思いがちですが、それをどう受け止めるかという自分自身の心のありようによって、ストレスをうまく消化しコントロールすることができるはずです。

■□■□
ニッパマンという何となく諧謔的なネーミングは、ストレスを感じて生きている同じ人間としての同情を含んだ愛称ではないでしょうか。

タグ

休み

都合により

タグ

InterConnectを使ってみる [3]

問題点と要望など – InterConnect

使ってみた印象としてInterConnectは、大変優れたアプリケーションであると感じた。また、日本で開発されたという点も好感が持てる。そういった評価をした上でいろいろと気になった点を列挙する。

(これらは、私の理解不足や勘違いが含まれるかもしれないので悪しからず。)

 

  • 紙の名刺入力機能がない
    他の名刺管理ソフトと組み合わせないと紙の名刺イメージの入力ができない。
    個人的な希望として、OCR機能はなくてもよいから、紙の名刺入力機能を持って自己完結するソフトとしてほしい。

  • 名刺の履歴管理が思いのほか難しい
    頻繁に部署や事業部名が変わる会社というのがあるし、ある人が転職した場合、子会社に出向した場合など、一人に複数の名刺を関連付けられるのがこのアプリの魅力である。しかし、自由に履歴管理ができるかというとどうもそう簡単ではない。名刺データを名刺管理ソフトから取り込んだ時にInterConnectが同一人物であると判定したときに初めて名刺の履歴にスタックされる。同一人物かどうかを自動判別するのは良いが、そのルールがいまいちよくわからない。結婚して姓が変わった人の場合はどうなるのだろう?

  • 一人で複数の組織に属している人をどう管理するか
    会社名が同じだと自動的に同じ「事業所/社員」カテゴリにまとめられるようであるが、「社員の追加」では常に新規登録しかできず、既存の人を社員に関係づけることはできないようだ。一人で複数の組織に属するというモデルを想定していないのであろうか。

  • InterConnectに取り込んだ複数の連絡先を1つにまとめる機能が欲しい
    たとえば、元ABC社取締役だったAさんは、退職後にDEF社を立ち上げた。連絡先にこの2つのデータがある。Aさんの既定の名刺デザインとしてDEF社を指定し、職歴/経歴にABC社を所属させる。このとき、職歴データにABC社の情報が自動的に追加されることが望ましい。

  • 組織図
    せっかく会社というカテゴリにグルーピングされるのであれば、その社員たちの相関関係つまり組織図を作れると素晴らしいアプリになる。

  • 名刺イメージの拡大表示
    イメージの表示は100%と50%しかないようであるが、細かい文字が読み取れないときがあるので拡大機能が欲しい。

  • 一覧の印刷機能がない
    年賀状の送付先などの一覧表を打ち出したいのにそれができない。
    Outlookの連絡先と同一のデータなのでOutlookから一覧を印刷してもよいのだが、InterConnectのカテゴリで抽出したものを印刷することができない。なぜなら、InterConnectのカテゴリはOutlookの分類項目となんら関係ないからである。

  • InterConnectのカテゴリとOutlookの分類項目を同期させられないか
    どちらも複数選択できるのだから、簡単そうに思えるが。

  • ちょっとしたチュートリアルが欲しい

    — 例えば次のようなシナリオで —
    Aさん
    ・前職がABC社で現職がDEF社
    ・出身校はアルファ大学

    Bさん
    ・現職がDEF社
    ・出身校はアルファ大学

    Cさん
    ・現職がABC社
    ・ベータ大学のビジネススクール学生

    Dさん
    ・前職がGHI社
    ・現職が個人商店(屋号:DEF)
    ・ABC社と営業委託契約を結んでいる
    ・ベータ大学のビジネススクール学生

  • 名刺の履歴
    表裏の両面を同時に表示できてほしい。

  • 名刺のインポート
    一回読み込んだフォルダは記憶しておいてほしい。

  • 予定表からのインポート
    Outlook上で保存フォルダに移動してしまった予定を取り込む方法がない(わからない)

  • すべての連絡先の一覧
    人も会社も混じって表示され、行頭のアイコンも〇で表示されるだけなので区別がつかない。人、場所、会社でフィルタリングできるとよい。

  • 名刺のインポート
    職歴/経歴タブで名刺イメージへカーソルを移動すると「名刺のインポート」アイコンが表示されるが、この機能の意味がわからない。名刺の履歴で複数の名刺がある時に、古い名刺で「名刺のインポート」を行うと取り込み日が現在となり、それが最新として最上位に来る。どこかに過去に登録した連絡先を持っているのか?
    この機能の目的は何なのか?

  • 連絡先の並び順
    常に氏名で並ようだ。昇順逆順があるのは良いが、会社名で並べ替えるなどができてほしい。

  • 消さないで
    カテゴリ別に連絡先を参照しているときに、その連絡先をカテゴリから外すには「削除」する。この場合の削除はダイアログが出てカテゴリからの削除か本当の削除かを聞いてくれるのでつい気軽に削除を選んでしまう。その癖が付いていると、すべての連絡先を見ている時につい「削除」をしてしまい、ダイアログが出ずに終わるので本当に消されてしまったとわかってあわてる。カテゴリから外す場合の操作方法は別のやり方とした方が良い。

  • 関係のある連絡先への登録条件は?
    関係のある連絡先へは、同じ人や会社を何度でも登録できてしまう。同じ人が10個並ぶことに意味があるのか?

  • 会社と社員のデータ
    "人の会社情報"と"会社の情報"別管理となっているようだ。会社の住所は1元管理したいが、人毎に会社情報があるので間違った住所や異なる表記(全角半角、丁目番号と1-2-3のような表記)が同居してしまう。"人の会社情報"項目に、「所属する会社の情報に一致させる」というような機能が欲しい。本来、一人が複数の組織に属することを考えれば、単にリンクを張るだけにしておき、"人の会社情報"としては既定の表記として1つの組織を選択できるようになっていればよいはず。

  • 人の関係づけ
    ある会社にA,B,Cさんが所属していて、A>B>Cという上下関係の場合、「関係のある連絡先」にA,B,Cさんを追加してからお互いの関係を設定できる。そしてこのような関係の設定をすると「会社における関係」でも同じように「上司」、「部下」といった表記が現れる。ここで「関係のある連絡先」と「会社における関係」の違いは何なのかと疑問になる。
    それならば「会社における関係」の方で「上司」、「部下」の設定ができれば「関係のある連絡先」にわざわざ連絡先を追加しなくてもよくなるのでは?

問題点と要望など – やさしく名刺ファイリング

  • 名刺イメージのサイズ
    「やさ名刺」で解像度300dpiで取り込んでInterConnectに転送すると、名刺サイズが一回り小さくなる。このサイズでは文字の認識がかなりつらい。

  • ある人の新しい名刺を追加しても連絡先が変更されない
    ABC社の山田さん連絡先がすでにある。山田さんがDEF社に転職した。DEF社の山田さんの名刺を外部アプリケーション連携でInterConnectへ転送しても、山田さんの連絡先はABC社の住所、電話番号のまま。

  • 外部アプリケーション連携
    名刺データは転送されるが、「この名刺に含まれる情報は、元の名刺データと一致しません。・・」というアラートが表示された状態となる。
    しかも速度が非常に遅い。230件登録済みのInterConnectに1枚の名刺データを転送するのに1分かかる。この状態を避けるには、「やさ名刺」でエクスポート->電子名刺を出力、InterConnectでインポート->名刺とすればよいが、同じ人の連絡先が存在する(重複する)場合でも履歴にすることができず、2つの連絡先となってしまう。
    ・・・のはずであったが、後日試したところ「InterConnectへ転送」では重複チェックが効かず常に新規登録となってしまった。逆に電子名刺出力では重複チェックが働き、[1]新しい連絡先を作成する
    [2]連絡先を選択して上書きする [3]この連絡先はインポートしないの3つが選べるようになっていた。

    対策
    新規データについては、エクスポート->電子名刺を出力で取り込み、追加とする(名刺の履歴履歴)とする場合は遅いけれども外部アプリケーション連携を使う。

問題点と要望など – はがきスタジオ

  • データ連携
    はがきスタジオと連携するのに、大変ストレスを感じる。
    データとしてはOutlookの連絡先をマスターとしたいが、年賀状や暑中見舞いを出す連絡先はInterConnectのカテゴリで分類している。
    名前、会社名、役職、住所等を一覧形式で表示して郵便番号の抜けや同じ会社で表記の違う住所ところを見つけ出して修正したいのだが、InterConnectには一覧表示機能がない。
    仕方なくOutlookでやろうと思うと、InterConnectのカテゴリがOutlookには反映されていないのですべての連絡先が表示されてしまう。
    また、はがきスタジオはOutlookの連絡先と直接リンクする機能を持っているが、すべての連絡先が対象となってしまい上記と同じ問題で特定のカテゴリだけを抽出できない。InterConnectに特定のカテゴリの連絡先をContactXMLでエクスポートする機能があればいいのに。

  • はがきスタジオのOutlook連絡先リンク
    リンクできるのは良いが、宛先氏名に敬称がつかない、会社名があっても印刷対象になっていない、振り仮名を振るとOutlookではカタカナなのに平仮名になってしまう、名前順に並べ替えるのに1分くらいかかる(データ数262件)など、私にとっては使えない機能である。

タグ

2007年8月14日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:雑記

InterConnectを使ってみる [2]

アプリケーションズの構成

InterConnectはいわゆる名刺管理ソフトではない。それは、紙の名刺をスキャンして取り込むといった機能を持ち合わせず、他のアプリケーションとの連携でそれを実現するというものであるし、連絡先は無条件にOutlookの連絡先とイコールになってしまう。つまり、InterConnectは自己完結型のアプリではないということである。

結果として次のような構成となった。これがベストかどうかわからないが、一応これでそれらしいことができるようになった。

アプリケーション達の構成

タグ

2007年8月14日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:雑記

InterConnectを使ってみる [1]

評価:

マイクロソフト

¥ 6,533

(2007-01-30)

【動機】

私は常々、名刺や住所管理をどのように効率化するかで悩んでいる。
どのように管理したいかという要件は人によって異なるであろうが、私の場合は次のようになる。

1. 個人の属性データとその人が所属する会社の情報を一覧形式で参照したい
2. 自宅や会社の住所宛の郵便物を作成したい
3. その人とのイベントを記録する履歴機能
4. 名刺の画像も入れたい
5. Outlookと連携

などである。

10年前まではAccessで自前の管理アプリを作っていたが、その後年賀状ソフトなどにシフトしていった。

そして、名刺をスキャンしてOCRで(あるていど)自動的に文字を読み込む名刺管理ソフトが出てきてからは、名刺はすべてこのようなソフトで管理するようになった。
今はメディアドライブの「やさしく名刺ファイリングPro V7.0」(以下、やさ名刺)を愛用している。

「やさ名刺」のOCR機能はかなり満足のいくもので、当初不満の多かったデータの検索やブラウズ機能も、バージョンを追うごとに改善されていった。しかしまだ自分の必要とする機能が満たされているとはいえない。

一番求めるものは、会社情報を独立して扱い、1:Nの管理にしてほしいということである。つまり、同じ会社の人の名刺を入力する度に、同じ会社の住所や電話番号などを入力したくないし、会社の住所や社名変更は一発で書き変えたいのである。

注釈)
実際は定年退職して会社に属さず個人として存在するケース、○×株式会社調達部などのように法人としてだけの登録、一人で○×株式会社とNPO法人○△の両方に所属するなどがあり、[会社(組織)]0..* — 0..*[個人]という関係が構築できるとよい。

また、その人といつどこで会ったかというような情報は記入できるものの、それは一人について1件しか登録できないので、時系列に複数のコンタクト履歴を残すことはできない。

このような機能は名刺管理ソフトのコンセプトから外れるのかもしれず、機能が足りないというわけではないからメーカーの責任ではない。

会社と個人がデータとして親子関係を持ち、コンタクト履歴を無制限に記録できるような名刺管理ソフトはないかと数年前から探しているが、今のところ八件できていない。そのような中、MicrosoftのInterConnectという製品を試す機会を得た。

InterConnectは、Outlookの連絡先とシームレスに連携し、個人情報を会社や趣味といった共通項でグルーピングすることができるというので、私の望む機能を実現してくれているようであると感じた。

早速InterConnect 2007をインストールし試行錯誤して見た結果をレポートする。

タグ

2007年8月14日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:雑記

休み

会社の夏休み

タグ

休み

個人的に夏休み

タグ

このページの先頭へ