【2011年11月21日の朝礼でのスピーチより】
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今日(20日)は私が理事となっているNPO、「大田ビジネス創造協議会:OBK」主催の「第8回折り紙ヒコーキ大会」のお手伝いに行ってきました。
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今回は天気にも恵まれ、小学生の子供を持つ70組以上の家族にご参加いただきました。今年の開催場所は大森学園高等学校であり、若干場所がわかりにくくて心配しましたが、開場の1時以前からお集まりいただき、定刻にはほとんどの参加者が集まり父兄の皆様方の熱心さがうかがわれました。
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大会の前半は飛行機に関する講義で、東大航空宇宙工学専攻の土屋准教授と、元自衛隊の戦闘機パイロットの磯様よりお話をしていただきました。小学生にわかるように飛行機の仕組みを説明した土屋教授の話で、飛行機のバランスを取る仕組みがやじろべえと同じ原理であるとか、翼の風洞実験をわかりやすく再現するために、水道から流れる水にスプーンの背をふれさせると吸いつけられるという実験映像などは大人の私でも、聞いていてなるほどそうだったのかと勉強になる内容でした。
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このイベントは小学生の子供と一緒に親も勉強したり遊んだりできるうえに無料なので、毎年多くのご家族にご参加いただいています。公共の場所(今年は大森学園さん)をお借りし、運営も同行の学生さんに手伝ってもらっているので、大会にはさほど費用をかけずに親子で半日楽しめるというイベントが実現できています。
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ところで毎年感心するのは、大森学園高等学校の学生さんの礼儀正しさです。初めてこの学校に伺ったのは10年くらい前になります。当時は大森工業高等学校という名称だったので、何となく一般的な工業高校をイメージしていたのですが、学内で我々のような校外の大人とすれ違うと必ず挨拶をしてくれるその態度にびっくりしたのを憶えています。
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特に今回のようなイベントに(休日にもかかわらず)ボランティアで参加してくれる学生さんはとても真面目で、ちょっと何かを訪ねても頼んでもきちんと対応してくれます。校長先生はじめ先生方が教育熱心な私立の高校ということで、教育が行き届いているのでしょう。地元大田区にこのようなユニークな学校があるということを、もう少し皆様に知ってもらいたいところです。