本日27日が今年の最後の営業日となりました。
歳をとるごとに1年の長さの体感スピードが速くなっていくというのは誰もが言うことですが、実際その通りだと思います。
さて、今年は何があったかというと、まずは能登半島の地震に引き続き支援のために離陸しようとしていた自衛隊機と旅客機の衝突という大惨事からスタートしました。
そして相変わらずの猛暑や多くのインバウンド観光客によるオーバーツーリズムも話題となりました。コロナ禍の収束で周りで誰かがコロナに感染してももうほとんど騒がなくなりました。
今年はオリンピックイヤーで日本人選手がメダルを獲得し大活躍しましたが、その他のスポーツでもメジャーリーグの大谷に代表されるように多くの日本人が海外で注目されるようになりました。特にサッカーにおいては、Jリーグ発足のころから見ると隔世の感があります。10年単位の長期目標を立てて地道に切磋琢磨してきた結果かと思います。
そうした明るい話題の一方、終わりの見えないロシアとウクライナの戦争。シリアのアサド政権の崩壊など、世界情勢は激しく揺れ動いています。
今年の漢字は「金」ということで、いい意味でも悪い意味でも「金」にまつわる話題が世間を賑わせたようです。給与を電子マネーで払うなんて言う会社も出てきています。
2024年問題というのも騒がれています。運輸業に携わる人の労働環境改善ということで結果としてドライバー不足、配送の遅延、円安による燃料費の値上げも手伝って送料の高騰など、多くの問題が発生しています。うちの会社で注文した年賀状印刷も25日にレターパックで発送されているようですが、未だに届いていません。インフラとしての物流の問題は社会全体として考えなくてはいけないし、インフラでいうと原発の再稼働をどうするかというのも先送りできない問題です。
最近は通勤で有楽町駅を利用するのですが、19時前後に京浜東北線の上り電車に乗っても全く混んでいません。コロナ前は、その時間帯は都内はどこも大混雑で品川駅での山手線への乗り換えに苦労したのもついこの間のことのようです。銀座あたりを歩いてもクリスマスシーズンにも拘らず賑わいはそこそこという感じです。街に出ている人の中の30%くらいは外国人なので、真水の日本人の数は10年前に比べると激減しているように思います。飲食店の人の話では、夜の人出パターンが以前とは全く変わってしまい、家飲み、路上飲み、そもそも飲まない、2次会なし、という動きが定着して商売あがったりだそうです。
電車に座れるのはありがたいですが、昭和の時代を知るものとしては日本社会がシュリンクしているような気がして心配です。
2025年は昭和100年(昭和元年から数えて100年目)ということで昭和にちなんだイベントが色々あるようです。Z世代やそれより若い世代から見ると「昭和」というのはとてつもなく昔のように思うかもしれませんが、その時代を生きた私にとってはまさに自分の人生そのものです。
私のことは置いておいて、とにかく2025年が皆様にとって良い年となることを願い、年末の挨拶といたします。
※アイキャッチ画像は明治100年を記念した築地の仲買運動会の様子なので1968年(昭和43年)頃。中央の方はおそらく上皇陛下。