川上 仁一 著 『忍者の掟』に

「恐れ、侮り、考えすぎという忍者の「三病」を避けるのが重要」

ということが記されています。恐れは臆病者が、侮りは慢心者が、考えすぎは頭のいい者が陥りやすいそうです。これは中村天風師の説かれる「三勿」つまり「「怒らず・恐れず・悲しまず」に通底するものがあると思いました。この書の中では「心身一如」ということが取り上げられていますが、まさに「それ」だと感じました。

忍者というのは、ただ武術や諜報の方面にのみ修行するのではなく、人として正しく生きる術を実践的に身に付けて行こうとした人々なのかもしれません。

 

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