【2012年1月16日の朝礼でのスピーチより】
1月4日から7日までソウルへ行ってきました。
最高気温-4°
昨年の4月に同地を訪れた時でも結構寒かったのですが、真冬のソウルは想像以上の寒さでした。ホテルに到着したのが夜だったので、夕食を食べようと外へ出るとまさに身も凍るような寒さ。冬の札幌並みです。緯度でいうと日本の福島あたりですがガイドの話では大陸性気候ということで冬は気温が大きく下がるそうです。
省エネ
ガイドさんの話ですが、冬場は電力節約のためにオフィスビルはエアコンの設定温度が20度までに制限されており、ホテルでは使い捨てのアメニティを置くことが禁じられているそうです。確かに宿泊したホテルにはガウンや使い捨てスリッパなどはおろか、シャンプーすらおいてありませんでした。しかし、その割にはデパートなどの商業施設では日本と変わらないくらい暖かく暖房が利いていたので、どの程度省エネに力を入れているのかは不明です。
交通
仁川空港からソウルへはバスで移動しました。平日の夕方(韓国は旧正月を祝うので1月4日は普通の日)だったので、高速道路も下もたくさんの車で渋滞しています。「これはどれくらいかかるかわからないな」と思っていると、意外にスイスイと走り、ソウル中心街以外ではほとんど渋滞の影響を受けませんでした。これは、バスレーンがしっかりと確保されているからだと思いました。
ソウルの地下鉄は駅に行くと案内が外国人にも分かりやすいように表記されているし、ICカード(T-Moneyカード)にチャージしておけばタッチ式の改札を簡単に通り抜けられます。タクシーは30分くらい乗っても500円程度と格安です。
観光政策
ソウルに滞在して、外国人ツーリストへのサポートがしっかりしていることに感心します。中心街には日本語が話せるガイドが何人もいて、一目でわかるように同じ色のジャケットを着ています。中国語対応のガイドもいるようです。前回訪れた時はツーリスト向けのインフォメーションに2回お世話になりましたが、町の目立つところに「i」マークの看板が出ているのですぐにわかります。
ロッテワールドでは、なぜか「日本人です」と申告すると大幅割引の入場券が購入できます。同じ外国人でも、アメリカ人やヨーロッパ人ではダメなようでして、なぜ日本人だけ割引になるのか理由は不明です。ロッテが日本で創業して成功し、それを礎に韓国で巨大財閥となったという経緯があるからかもしれません。
以前より日本の観光地の戦略のなさを指摘しておりますが、彼我の差は大きいと感じます。