先日何故かフットサルをしている夢を見ました。フットサルをやったことはないのになぜ夢で見たのか謎ですが、やけにリアルな夢でした。
丁度ボールが自分のわきに飛んできていてゴールはがら空き、そこで足が届くか届かないかの微妙な距離でしたがチャンスとばかりに思い切り足を振りぬいた途端、ガツンというすごい衝撃。ベッドから落ちて目が覚めました。右足の脛と右手の二の腕に血が出るほどの打撲を負いましたので力任せに足を振って柱の角あたりにぶつけたようです。夢ってのは面白いもんですね。
夢と言えば、坂の上の雲という小説の中で総理大臣の伊藤博文がしみじみと述懐します。「わしはいまだに高杉さんに怒鳴られている夢をみる、夢のなかでは、自分はずっと高杉晋作の使い走りなんだ」というシーンがあります。なぜこれが印象に残っているかというと、私自身も15歳から3年間比叡山の寺で小僧としてこき使われておりました。なので私も時々ではありますがこの手の夢を見ます。例えば「師匠にお供して怒鳴られながら高速道路を運転させられていたりする夢です。なので、この伊藤博文の話は「わかるわかる」という共感を覚えたわけです。
こういった過去の体験を60過ぎても夢で見続けるのはある種のPTSDかもしれません。ただ、過去の悲惨な体験をネガティブな情報として潜在意識に留めておくのは精神衛生上よろしくないと思います。なので、過去の思い出はそれが最悪の出来事であったとしても、「笑い話に時が変えるよ」(さだまさし)、「笑って話せる日が来るさ」(中島みゆき)、というように、ポジティブな情報として再インストール(再構築)すべきかと思います。
夢に絡んで1つ、ストレス解消の実践的な方法を紹介します。
心にフッと嫌な記憶や、記憶という以前の感覚というものがよぎったときに、眼球を左右に素早く動かすと気分が楽になるという方法です。これはレム睡眠中の目の動きを意識的に再現するもので、アメリカの心理学者が発見した方法だそうです。簡単ですね、私も試してみましたが確かに頭がスッキリするように感じました。
この心理学者はフランシーヌ・シャピロという女性で、「トラウマからの解放:EMDR」という著書もあるので、興味がある方は調べてみて下さい。
また、「働く人の最高の休み方」という本を購入したので読みたい方はどうぞ。