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	<title>株式会社クオーレ　社長ブログ</title>
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	<description>株式会社クオーレ　社長ブログ</description>
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		<title>神話の崩壊</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Apr 2012 00:00:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<description><![CDATA[【4月2日は年度初めということもあり、新入社員への挨拶もかねて1時間余りスピーチをしました。以下はその骨子です】 野村総研の主席研究員リチャード・クー氏によれば、アメリカでは、リーマンショックまでの70年間上がり続けてい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【4月2日は年度初めということもあり、新入社員への挨拶もかねて1時間余りスピーチをしました。以下はその骨子です】</p>
<p>野村総研の主席研究員リチャード・クー氏によれば、アメリカでは、リーマンショックまでの70年間上がり続けていた住宅価格がいまでは4割も下がっているそうです。アメリカでは中古住宅であっても自分でこまめにペンキを塗ったりリフォームしたりすることで高く売れるという話が伝えられていたのはついこの間のことと記憶しています。</p>
<p>日本ではかつて土地神話というものが幅を利かせており、相反して住宅は10年もすればほとんど価値がいないというような状況でした。私は中古住宅が高く売れるアメリカは単純に「いいなー」と羨望の気持ちを抱いていました。何でもかんでも古いものはすぐに無価値とみなす現代日本の価値観に疑問を感じていたからです。</p>
<p>しかし、アメリカでもリーマンショックが襲い、この「住宅神話」はもろくも崩れ去りました。リーマンといえば、かつて「高度な金融工学を駆使」して世界を牛耳っていた金融ビジネスの雄でした。日本の自動車や半導体産業の勢いにうっちゃられ、揚句は日本の総理大臣の膝の上でゲロを吐いて失神した米大統領、まさに落日の帝国という感じでしたが、アメリカの製造業が衰退したのに代わり、金融の世界で見事にチャンピオンに返り咲いたのでした。</p>
<p>日本でも、アメリカのやり方を見習うかのように、金融ブームが起きました。MBAがはやったのもこのころでした。日本のテレビコマーシャルでも、「社長、不動産の証券化をご存知ですか？」社長：「詳しく話を聞こうじゃないか」などというシチュエーションが演じられていました。ところが、その証券化した金融商品が「高度な金融工学」どころか、中国の毒入り餃子のように、くずを混ぜ込んで見かけだけ立派にしたジャンクだったのです。</p>
<p>後になってみると、「高度な金融工学」というのも、稚拙な論理で格付けする格付け会社や、自分の手元から離れたらあとは知らんぷりというモラルのない投資銀行がぐるになって世界に猛毒を垂れ流したという茶番だったわけです。</p>
<p>ここで似たような事象が浮かんできます。日本の原子力の「安全神話」です。戦後国策として進めてきた原子力によるエネルギー開発は、絶対に「安全」でなければなりたちませんでした。よって、「安全神話」が作られて私も含めて多くの人々はそれを信じたのです。信じないまでも、あまりに複雑な問題なので思考停止してしまい、都合の良い神話にすがったという人もいたでしょう。</p>
<p>しかし、今回のような最悪のシナリオとなり「安全神話」はもろくも崩壊。あまりにもずさんなリスク管理、安全基準、ディザスタコンテンジェンシイの欠陥などが浮き彫りとなり、それまで関係者しか知ることのできなかった実情が白日の下にさらされたのです。これなど、先の金融神話の崩壊と構造は同じです。</p>
<p>神話はすべからく神話としてメンテナンスしていかなければならないのに、それを怠った人間の責任で神話が崩壊するのでしょう。</p>
<p>さて、気がかりなことがあります。かつて世界を席巻した日本の製造業は、異常な円高や動脈硬化を起こした行政システムなどによりその力を大きく減じてしまっています。この間までODAで経済援助をしてあげていた中国にGDPで抜き去られ、技術競争では韓国にも追い越されようとしています。</p>
<p>ここでよく取り上げられるのが「ものづくり」です。「日本の再生には基本に立ち返り『ものづくり』を見直さなければならない」。といったことが巷間叫ばれています。しかしこの「ものづくり」もなんだか「神話」のように扱われている気がします。</p>
<p>かつてモノづくりの礎を築いたHONDA、松下、ソニーは確かにものづくりを一生懸命やっていたとは思いますが、ものづくりだけやっていればいいとか、ものづくりを神格化して絶対視していたのでしょうか。</p>
<p>今の日本で言われているものづくりは、それこそ困った時の神頼み、まさに「神風」を信じて他人任せに助けてくれるのを待っているような感じがいたします。日本人は「ものづくり」という言葉が好きです。私も好きです。</p>
<p>しかし、ものづくりが一歩間違えると独りよがりの引きこもりになってしまうことを私はおそれます。日本人はもともと農耕民族だから、ひたすら土と格闘して今年が不作でも来年は豊作になるだろうというメンタリティで生きてきました。</p>
<p>これに対して、狩猟民族はどのようにして動物をだまして罠に陥れるかを考えます。獲物が取れなければ自分が飢え死にしますから命がけです。だから戦略というものを大事にします。</p>
<p>狩猟は一人でもできますが、農作業は多くの人が協力し合わなければ成り立ちません。だから日本人は、皆で仲良くもめ事を起こさずに協力して何かをするのが好きなのでしょう。そうしなければ生きていけないというDNAを持っているのかも知れません。</p>
<p>そのこと自体は素晴らしいことです。だから震災のような未曽有の危機が襲っても人々は争わず秩序正しく行動できるのかもしれません。</p>
<p>相手と駆け引きをして自分の利益を少しでも増やそうなどと卑怯なことを考え、殺伐とした戦略を練るよりも、皆と一緒に真面目にコツコツと物を作る。そして、良いものを作れば必ずそれを買ってくれる人がいる。そんな世の中であれば、私も喜んで職人として生きていきたいものです。</p>
<p>いま日本で言われるものづくりは、「良いもの、高品質なもの、日本人にしか作れないものを作るんだ」という意識が強いように感じます。しかし、ものを作れば、そのものがユーザのところに勝手に歩いて行ってくれるわけではありません。かつての日本のもの作りには、その根本に切望というような精神的な背景がありました。</p>
<p>松下幸之助は、戦後の物資が絶望的に欠如している社会に、水道をひねれば流れ出てくる水のように物を作りだして世の中を豊かにしたいという願いがあったといいます。HONDAはもとより他の自動車メーカーも、欧米から「出来の悪いおもちゃ」と馬鹿にされていた日本車をなんとか日本人にとって満足できる車（サラリーマンでも買えて、箱根の山も登れる車）にしていこうと努力しました。ソニーも同じです。</p>
<p>物を作ることはとても大切であることは論を待ちませんが、その先に顧客がいるということを忘れてはなりません。今のように物が豊かになっている時代では、物を作る前に、その「物」をだれが欲しがるのか、だれを幸福にするのかを考えなければならないと思います。</p>
<p>今の日本には物やサービスが何でもあるように錯覚しますが、実際はまだ本当に必要な人にそれが届いていないということが多くあると思います。</p>
<p>たとえば製薬会社は、その薬が高くても買ってくれる患者がたくさんいる市場を狙います。糖尿病や高血圧、EDの治療などは市場規模が大きいので巨額の開発費を投じて薬を創ります。しかし、世界にそれほど患者が多くない奇病に対する研究はほとんど行っていないようです。</p>
<p>IT業界においても同様です。数百万から数億円もかかるようなITソリューションは、大企業は簡単に導入できるかもしれませんが、社員数人の零細企業や個人商店には手が出ません。物があっても買える値段でなければ意味がありません。それはないのと同じです。</p>
<p>世の中を支えているのは大企業やエリートサラリーマンだけではありません。それらよりも圧倒的に多い普通の人々や中小企業・団体がこの世の中の基盤を支えているのです。そうした人々にとって簡単に買えて役に立つものを作る、というのが本当のものづくりであると思います。付加価値の高い製品を可処分所得の多い人に売るほうが儲かるかもしれませんが、ほんとうに「それ」を求めている人に届いてこそ、その「もの」が生きるのではないでしょうか。</p>
<p>そうしたことを一人一人よく考えてもらいたい。つまり我々は、社会の役に立つITサービスを、それを必要とする人の手の届く価格で提供する。これがわが社の経営理念に沿った考え方です。</p>
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		<title>3D 2/2</title>
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		<pubDate>Mon, 26 Mar 2012 00:00:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンデースピーチ]]></category>
		<category><![CDATA[アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[情報技術]]></category>
		<category><![CDATA[教育]]></category>

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		<description><![CDATA[【2012年3月26日の朝礼でのスピーチより】 私には10年以上前から思い描いているアイディアがあります。それは、情報技術の仕組みをアニメを使って表現するというものです。シリアル通信、TCP/IP通信などのプロトコル、デ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年3月26日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>私には10年以上前から思い描いているアイディアがあります。それは、情報技術の仕組みをアニメを使って表現するというものです。シリアル通信、TCP/IP通信などのプロトコル、データがどのように流れていくのかを文字で説明するのは大変です。通信パケットの動きがモンスターズインクの1場面のようにイメージとして見せられたら、専門書を100ページ読むより簡単に理解できると思うのです。</p>
<p>もともと人間の持っている概念は2次元でも3次元でもなくもっと複雑ですが、それを文書化するためにシリアライズして文字情報に落とし込む必要があります。つまりエンコードするわけです。読み手はそれを再度文字から概念に戻す、つまりでコードするわけですが、そうしたことにより理解時に時間がかかり、ノイズつまり誤解が生じると思っています。</p>
<p>日本はアニメ大国ですから、そのノウハウを生かして様々な先端技術を簡単に学ぶことのできるコンテンツを作るのは簡単ではないのでしょうか。私の娘は小学4年になり、クラスでは情報という教科が新たに始まりました。聞くと、キーボードの入力や文字変換を習っているそうです。</p>
<p>確かにキーボード入力を覚えることは必要ですが、いまどきはスマホなどの普及で子供たちはキー操作は自然に覚えてしまうでしょうし、パソコンが“扱える”だけの事務員の需要は、残念なことにこれからの日本には生まれてこないでしょう。昔で言うと、そろばんができればとりあえずどこかに就職できたかもしれませんが、既に時代は変わってしまいました。</p>
<p>頭の柔らかい子供たちにはワープロを教えるのではなく、技術の概念を理解させるような教育をこそすべきだと思います。手先が器用なだけのワーカーを生み出すよりも、技術に興味を持ちその可能性を感じて自分で新しい技術、市場、ビジネスを創造する可能性を与えてあげることこそ教育でしょう。</p>
<p>Chromeが出てから、Firefoxからはご無沙汰しておりました。市場シェアでもここの所劣勢が伝えられており心配していましたが、Firefoxは開発者向けの切り口で勝負していくように思えます。</p>
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		<title>3D 1/2</title>
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		<pubDate>Mon, 19 Mar 2012 00:00:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<category><![CDATA[Firefox 11]]></category>
		<category><![CDATA[Tilt]]></category>
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		<description><![CDATA[【2012年3月19日の朝礼でのスピーチより】 先週、16日にFirefox 11がリリースされました。このリリースから3次元によるHTML構造の視覚化機能が搭載されています。Tiltと呼ばれる機能で、HTMLを解析して [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年3月19日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>先週、16日にFirefox 11がリリースされました。<br />このリリースから3次元によるHTML構造の視覚化機能が搭載されています。Tiltと呼ばれる機能で、HTMLを解析してDOMツリーを立体的に表示しています。これを自由に動かして見たい部分をズーム、パン、ティルト（名前通り）できます。</p>
<p>見るだけではなく、特定のブロックをポイントするとその部分のHTMLソースが表示されますので、複雑な構造のHTMLドキュメントをわかりやすく見ることができ、解析に役立ちそうです。TiltはこのままXMLエディタとしても使えるのではないでしょうか。これまでは手書きで紙の上（2次元）にブロックの構造を描いたものですが、Tiltがあればそのまま納品ドキュメントにもなりそうです。</p>
<p>映画の世界ではかなり前から3D作品が製作されておりますが、プログラミングの世界にも3Dが実用的なツールとして提供される時代になったと感じます。こういったアプローチが進めば、クラスの派生元をたどる、コーリングシーケンスを表現する、例外処理の流れを追う、サブクエリーを持つ複雑なSQL文のデバッグなど、色々なものに応用されそうです。</p>
<p>実際、オブジェクト指向という考えが出てくる前のいわゆるK&amp;RのC言語までの時代は、処理の流れは2次元的でした。ロジックは平面上にフローチャートで表現できるものであり、X,Yという座標軸でものを考えるのが普通でした。</p>
<p>それがオブジェクト指向の時代となり、私が感じていたのは考え方が立体的になったなということでした。それと同時に、平面的なものの考え方ではついていけないということも感じておりました。</p>
<p>オブジェクト指向を技術者に学ばせる際、なまじ非オブジェクト指向言語の経験が長い人よりも、初めてプログラミング言語に触れる人に教えるほうが、習得が早いというようなことを聞いたことがあります。これは、2次元の世界で自分の思考を作り上げてきた人にとって、2次元の延長で3次元を理解しようとするからでしょう。</p>
<p>いずれ、3Dモニタに向かって3D眼鏡をかけたプログラマが3Dマウスを操作してプログラミングするようになるのかもしれません。</p>
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		<title>明朗会計 2/2</title>
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		<pubDate>Mon, 12 Mar 2012 00:00:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<category><![CDATA[サイゼリア]]></category>
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		<description><![CDATA[【2012年3月12日の朝礼でのスピーチより】 サイゼリアの社長、この方は東京理科大学卒業、理論物理学専攻の理系人間ですが、開店当初あまりにも客が入らないので、商品の価格を一体いくらにしたら客が入るのかという実験を試みま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年3月12日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>サイゼリアの社長、この方は東京理科大学卒業、理論物理学専攻の理系人間ですが、開店当初あまりにも客が入らないので、商品の価格を一体いくらにしたら客が入るのかという実験を試みました。そして、利益はひとまず置いておいて、市場を理解するためにまさに「実験」的アプローチで価格をどんどん下げていったところ、ある金額で客が殺到したそうです。そこで、この価格で勝負するんだという戦略を打ち立てます。</p>
<p>モノの値段というのは、おおざっぱにいうと原価と利益で構成されています。ピザを一枚売るのにも、店舗の家賃がいくらで、人件費がいくら、材料費がいくらなどと積み上げていき、一日に生産できる商品の数で割ると原価が出ます。これはいわゆる積み上げ式です。しかし、サイゼリアの社長がとったのは逆のアプローチで、まずはいくらなら市場に受け入れられるのかを確認してから、その価格にするためにはどのような運営にすべきかと考えたのです。</p>
<p>一体いくらなら客は来てくれるのか、というアプローチは、今会社で行っているRacNoteをオープンソースで無償提供するのと同じです。これは将来の弊社のあり方を問う大きな意味があると思っています。</p>
<p>人月いくらの受託開発では、最低賃金の保証など日本人を雇用してサービスを提供する以上は価格にも限度があります。しかし、商品を販売するうえではもっと自由が利きますので、チャンスも多いと思います。</p>
<p>「わかりやすい商品サンプルと明快な価格表示」これが客に訴える一番のポイント。その次に、実績（社歴、開発事例）、信用（第3者の評価やISOなど）、会社規模などがありますが、エンドユーザは社員数や資本金額のような会社の規模はほとんど気にしないでしょう。</p>
<p>うまそうな回転寿司屋が近所にできたので、「一度行ってみようかい」、となった時に、だれがその店の資本金や、上場しているかどうかなどを気にするでしょうか。デフォルト率（倒産する確率）が高いからやめておこうという判断は、金を貸し付ける銀行がすることで、一般のお客様は気にしません。</p>
<p>ITサービスを事業とするうえでも、商品・サービスの見せ方は、飲食店のサンプルメニューやブティックのショーウィンドウのようでなくてはならないのです。</p>
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		<title>明朗会計 1/2</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Mar 2012 00:00:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<description><![CDATA[【2012年3月19日の朝礼でのスピーチより】 私が若いころは、看板に「○○寿司」とだけ書かれており、メニューもサンプルもないような寿司屋が普通でした。そのような店は、店内に入っても価格の表示のないネタが壁に貼ってあるだ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年3月19日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>私が若いころは、看板に「○○寿司」とだけ書かれており、メニューもサンプルもないような寿司屋が普通でした。そのような店は、店内に入っても価格の表示のないネタが壁に貼ってあるだけ。お勘定はその日の魚の市場価格と旦那の気分におまかせということでした。これは、ソフトウェア受託開発の業界に似ていますね。</p>
<p>しかし、今は明朗会計、低価格の回転すしが大人気です。なぜでしょうか。安い、早い、うまいのは当たり前ながら、わかりやすいメニュー、明るい雰囲気、店員の活気、子供も喜ぶ工夫、オーダー端末やICタグの導入などなど。従来のすし屋にはなかったものが「これでもか」と用意されているからです。</p>
<p>昔の寿司屋は、寿司の味がわかる、いわば玄人しか相手にしないという雰囲気がありました。「ネタの名前や季節の旬がわからないような“田舎者”はうちの敷居をまたぐんじゃねえ」みたいなオーラを放っている強面の旦那が、切れ味のよい包丁を握っている。そんな店にうっかり足を踏み入れた不慣れな一見さんは、まるでヤクザの組事務所に連れ込まれたかのように身を縮めてかしこまっていなければなりませんでした。</p>
<p>工務店でも同じことが言えるでしょう。あなたが家を建てようと思って近所の工務店に足を運びました。「こちらで個人住宅は建てられますか？」とあなたが聞きます。すると、職人気質丸出しの棟梁が威勢よく返事します。「おう、できるよっ」。</p>
<p>続けてこんな質問が飛んできます。「間口は何間だい？　工法は？　延床はどんだけ？　図面はできてんのかい？」<br />難しい用語が出てきて一つも答えられずにうろたえたあなたは、「いや、難しいことはわかりませんが、設計もお願いしたいのですが」と答えます。</p>
<p>棟梁は呆れ顔で、「なんでえ、図面もねえのか、うちじゃ設計はやってねえんだよ」と早くも「素人はさっさとけえんな」モードになっています。あなたはそそくさとその工務店を出てしまいます。そして、やはりテレビコマーシャルなどでよく見知っているハウスメーカーに相談するのでした。</p>
<p>今は時代が違います。と簡単に言ってしまうと不親切でしょうからもう少し付け加えると、今と昔は決定的に「需給バランス」が違ってきているのです。以前はまだ贅沢な商品が少なくて、そうした品は高いお金を払って「売っていただく」しかありませんでした。やたら値段の高い寿司屋もしかり、スコッチウィスキーも舶来品（死語？）を高い為替レートのせいもあり1本1万円以上するのが当たり前でした。</p>
<p>ソフトウェア産業についても同様、我々は一般のお客さん（エンドユーザ）に直接サービスを提供していくようにシフトしなければ生き残れません。それも、「お見積り」主義ではなく、回転ずしのようにサンプルと価格を明示するようにしなければ客は素通りしてしまいます。</p>
<p>素通りされないためにはどうすればよいのでしょうか。</p>
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		<title>休み</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Feb 2012 00:00:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<description><![CDATA[業務の都合で、マンデースピーチはお休みです。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>業務の都合で、マンデースピーチはお休みです。</p>
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		<title>休み</title>
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		<pubDate>Mon, 20 Feb 2012 00:00:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>業務の都合により、マンデースピーチはお休みです。</p>
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		<title>行列のできる店</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Feb 2012 00:00:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
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		<description><![CDATA[【2012年2月13日の朝礼でのスピーチより】 ソフト受託開発やSES案件を生業としていると、そのときの自分たちのリソースに合わない仕事つまり、人的余裕のないときに案件が飛び込んでくることがあります。長い営業活動の末、よ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年2月13日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>ソフト受託開発やSES案件を生業としていると、そのときの自分たちのリソースに合わない仕事つまり、人的余裕のないときに案件が飛び込んでくることがあります。<br />長い営業活動の末、ようやく契約できそうだというところまでこぎつけたのに、納期に間に合わせるためには自社の要員が足りないので、せっかくの案件を断らざるを得ないというのは、まさに断腸の思いです。</p>
<p>受託開発やSESというのは、基本的に「お仕事ください」的な営業スタイルなので、お客がこの日から始めてくれと言わればそれに従わなければならないし、この日までに仕上げてくれと言われれば、徹夜してでもやり通すというのが当たり前のことです。</p>
<p>話は変わりますが、町にはよく行列のできる店があります。人気のラーメン屋では、並んでいるお客は混んでいるからといって別の店に行こうとはしません。これが、ペットボトルのお茶を買いに来たお客ならどうでしょうか。コンビニが混んでいて30分も待たされるというのにわざわざその店のレジに並ぶことはないでしょう。さっさと別の店に行きます。</p>
<p>ラーメンとお茶、どちらもたいした違いはないように思えますが、ペットボトルのお茶はどこの店で買っても味は同じですし、値段もほぼ同じです。対して、ラーメンはやはりその店独特の味というものがあり、店の雰囲気も千差万別。だから、気に入った店やおいしいと評判の店には並んででも食べたいと、お客が殺到します。</p>
<p>しかし、ラーメン屋は開店前に客が並んでいても時間になるまで店は開けませんし、営業時間が過ぎたら「すみません、もう閉店時間です」といって店を閉めてしまいます。それどころか、スープが無くなった時点で店を閉めてしまう店もあります。見方によっては、お客をないがしろにしているようにも思えますが、それでトラブルになることはありません。</p>
<p>お茶のようにどこの店で買っても同じ商品をコモディティ商品と言います。お客は、欲しいときにその商品を買える店で買います。特定の店が気に入ってそこでしか買わないということはありません。最近はやりのポイントシステムは、こうしたコモディティ商品を特定の店で買わせるための戦術です。</p>
<p>受託開発やSESというのもかなりコモディティ化しています。発注元が調達先の会社にJava技術者が欲しいと打診した時に該当する要員がいないときには、発注元は別の会社に声をかけます。まれに、ある技術者が特に気に入られていて、その人じゃなきゃダメだから半年先でも待ちますということもあります。しかしそれは極めてまれなことでしょう。</p>
<p>会社の経営上は、お客様が列を作って待っていてくれるような状態を作ることが望ましいのです。忙しいときにはこちらの都合で「申し訳ありませんが1か月先まで予定は埋まっていますので、その後でならお引き受けします」と言って、お客様が「わかりました、それでは待たせてもらいます」と言ってくれるような関係です。</p>
<p>値段も同じです。初めから、この商品は●●円です。と値付けしておくとそれに対して値切られることはないでしょう。SESの場合、「経験5年のJava技術者」などというリクエストなので、そういう条件にあてはまる人はたくさんいます。だから、よそはおたくより安い価格を提示しているからもっと負けてくれ。という話になります。市場原理です。</p>
<p>しかし、その商品がそこでしか買えないものであれば、お客様は設定されている値段で買うしかありません。多少の値引き交渉はあったとしても、それはあくまで設定されている価格をベースに行われます。あくまで価格設定の主導権は商品の提供側にあります。</p>
<p>我々が目指すのは、コモディティ化からの脱却です。うちにしかないユニークな商品、サービスを提供することが、競争に勝ち残る手段なのです。</p>
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		<title>スピードと品質 2/2</title>
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		<pubDate>Mon, 06 Feb 2012 00:00:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンデースピーチ]]></category>
		<category><![CDATA[スピード]]></category>
		<category><![CDATA[品質]]></category>

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		<description><![CDATA[【2012年2月6日の朝礼でのスピーチより】 あなたが忙しいビジネスマンだったとします。お昼にわずかな空き時間を見つけて昼食をとりたいと思います。そのようなときに、懐石料理屋に入る人はいません。やはり牛丼屋です。 例えば [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年2月6日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>あなたが忙しいビジネスマンだったとします。お昼にわずかな空き時間を見つけて昼食をとりたいと思います。そのようなときに、懐石料理屋に入る人はいません。やはり牛丼屋です。</p>
<p>例えば、早く昼食をかっ込んで次の営業先に回らなければいけないのに、あなたが入ったお店の主人がこう言ったとします。「ようこそおいで下さいました。当店は山海の珍味を吟味してお出ししています。まずはお客様の注文を聞いて下ごしらえから始めます。そしてお客様との何気ない会話からそのお客様の好み、出身地、体調を感じ取ります。さらにはその日の天気、温度、湿度を考慮して微妙な塩加減を・・・」そんな能書きをだらだら申し述べていると、あなたは「もういいっ」と言って店から出てしまうでしょうね。</p>
<p>私たちのお客様は、このビジネスマンのようなものです。Webシステムやそのデザインは、そのお客様の商品を売るために必要なツールであり、芸術作品でもなければ工芸品でもありません。高くて立派で品質の良いものを求めているのなら別ですが、多くのお客様は今すぐ安く手に入るそこそこ安定して動くシステムを欲しがっているものです。</p>
<p>我々のお客様は、ロケットを飛ばして何年もかけて宇宙から衛星のかけらを持ってこようというようなシステムを欲しがっているのではありません。もちろん、まれにそういうお客様もいるでしょうが、それは全体のほんのわずかです。</p>
<p>我々はお客様のパートナーです。お客様のビジネスがうまくいくために自分たちのシステムを提供するのであり、自己満足のためではありません。</p>
<p>A4一枚のパンフレットを作るのにお客様が想定している金額はせいぜい2、3万円というところです。そうなると、そのデザインは4時間くらいで仕上げてしまわなければ原価が売値をオーバーします。そうしたコスト意識を持ちつつも、お客様が満足する品質を保つということが求められます。もちろん、2、3万円というコストに見合った品質であるのは言うまでもありません。</p>
<p>以前にブログで秀吉の話を紹介しました。急ぎの手紙を祐筆（書記係）に書かせるため、文章を口頭で祐筆に伝えていますと、その祐筆が「しばしお待ちを」と秀吉の喋りを遮りました。「どうしたのか？」と聞くとその祐筆、「いや、醍醐という字をにわかに失念してしまいました、すぐに思い出しますのでしばしご猶予を」すると秀吉「そんなものは伝わればよいのだから『大五』と書いておけ」と言って、渋る祐筆に無理やり「醍醐」を「大五」と書かせました。</p>
<p>後日、その祐筆が妙にふさぎ込んでいるのを見た秀吉、「いかがいたした？」と問うと「私の書いた手紙の「大五」という誤記が後世に残ると思うと情けなくて死にたくなります」それを聞いた秀吉は「この戦乱の世でお前の書いた手紙などだれが憶えているものか。気に病むことなどない」と笑い飛ばしたそうです。</p>
<p>これは、生き馬の目を抜く戦国時代ではスピードが命で、伝えるべき内容さえ正しければ誤字脱字など構うことはないという意味です。まさに今の時代と同じですね。</p>
<p>これまでの話で、仕事をするうえで品質はそこそこで良いのだと短絡的に考えないでください。あくまでお客様のニーズと予算に柔軟に対応するという意味です。この点だけ付け加えておきます。</p>
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		<title>スピードと品質 1/2</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 00:00:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿部</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンデースピーチ]]></category>
		<category><![CDATA[スピード]]></category>
		<category><![CDATA[品質]]></category>

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		<description><![CDATA[【2012年1月30日の朝礼でのスピーチより】 とかく今の世の中はスピードが求められます。今はやりのケータイやスマホでも、次々に新しい機種が出てきます。Webやスマホ向けのアプリやソリューションも日々めまぐるしく変わって [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>【2012年1月30日の朝礼でのスピーチより】</p>
<p>とかく今の世の中はスピードが求められます。今はやりのケータイやスマホでも、次々に新しい機種が出てきます。Webやスマホ向けのアプリやソリューションも日々めまぐるしく変わっていきます。そうした中で、我々の仕事は主にこうしたスピードが求められるビジネスを行っているお客様がターゲットですから、当然ながらそうしたお客様のニーズに合わせてスピード感が求められます。</p>
<p>昔はのんびりしていて良かったとか、江戸時代はエコな社会で貧しくても心は豊かだったなどと言うノスタルジックな感情は、プライベートではとても重要かもしれませんが、仕事においてはそのような感傷にふけっている暇はありません。</p>
<p>そのような昔にさかのぼらなくともついこの間、と言っても10年くらい前までの話ですが、その頃は何年もかけて行う開発プロジェクトがあたりまえで、総工数が数千人月という膨大なシステムを構築していました。単価も上がることはあっても下がることはないし、発注元の会社は外注先の新人でも対価を払って受け入れていました。確かに良い時代でした。</p>
<p>しかし、もうそのような時代ではありません。今はスピードとコストがモノをいう世の中です。新人をゆっくり育てるという風潮も残念ながら失われつつあります。そして、品質に関する考え方も変化してきています。</p>
<p>スピードとコストを追求すると、当然ながら品質が犠牲になります。しかし、現代のように進んだITインフラがその品質の劣化部分をかなり補ってくれています。</p>
<p>以前は組み込みソフトにはとても高い品質が求められました。機器と一緒に販売される組み込みソフトは、いったんお客の手に渡るとおいそれとソフトを更新することができませんでした。致命的なバグがあると、その機器を回収して修理する必要があるからです。しかし、今ではユーザは大概ネット環境を持っていますから、かなり手軽にソフトの更新ができます。ユーザが気付かないうちにソフトを更新することすら可能です。</p>
<p>こうしたことは、Webシステムについてはなおさら顕著です。元々ネット環境の中に存在しているWebシステムはシステムの更新が容易であり、システムをリリースしてから客の動向を見てカスタマイズしていくとかバグ改修をするといったことが行われる時代となりました。それどころか、たまにしか発生しないバグなどは故意に放置されることもあります。</p>
<p>Webのデザインについても同様です。多少文章がおかしくてもグラフィックの配置が変でも、まずは情報をUPするということが大事になります。気になる部分は後で時間があるときにちょっとずつ直せばよいという考え方が、一般のユーザに浸透してきているように思います。</p>
<p>このあたりは紙物のDTPデザイン一筋にやってきた人にはなかなか文化的に受け入れられないようですが、受け入れなければ生き残れません。それを拒否してひたすら良いものを高コストで時間をかけてやりますという職人さんは、1年を通じて仕事の依頼が一件も来ない西陣織の人間国宝のようなものです。</p>
<p>あえて極端な言い方をしていますが、我々の仕事は今や牛丼屋のようなもので、安い、早い、うまい、が必須条件となってきています。ただし、この「うまい」はあくまで料金に見合った、そこそこの「うまさ」です。</p>
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